続編を書くにあたり、もうかれこれ30年以上前の話しであり、私の性格として自分に都合の良いことは大げさに膨らまして覚えているが不利益な事は記憶から消えうせているので、正確性には疑問が生じる。
また、このお馬鹿さんの青年とは非常に親しくしていた(一心同体の様なもの??)ので、本能的に彼をかばう様な言動が出るかも知れませんがお許し願いたい。
このお馬鹿さんは308GTBに乗る前は、何と渋めの「Ferrari365GTC」に乗っていた。・・・素晴らしいセンスの持ち主である・・・ちょっと冷や汗
365GTC?? 365GT2+2や365GTC/4は良く耳にすると思うが、ちょっとマイナーな車である。365GTCは330GTCのボアアップ版で2シーターである。
「330GTC」は式場さんが持っていて当時雑誌にも取り上げられていた。
彼はこのFerrari365GTCに乗る前にはポルシェ911Sの2リッターを所有していたがある日「SSSA」で有名な横浜の「シーサイドモータース」に遊びに行った際に、この365GTCを見つけ、購入してしまった。
当時のセールスマンの話では日本に2台入っている。この車の元の所有者は神戸の方である。との説明を受け、第三京浜を試乗、上質の乗り味にぞっこん惚れて即契約をしてしまった。
この365GTCは勿論12気筒、ウエーバーのサイドドラフトのキャブが付いていた。ちなみに365GTB/4デイトナはダウンドラフトだったと記憶している。
ワイヤーホイールでは無かったが、センターロックのボラーニのアルミホイールを履いていて、このお馬鹿さんは専用の木槌を手に入れスピンナーを緩めたり、増し締めしたり、と有頂天だった。(この光景を想像して下さい、笑ってしまいますね。)
また、このお馬鹿さん、今でこそ安全運転の証「ゴールド免許」の所有者であるが、当時はスピード凶だったようで、東京から名古屋間の東名高速約300kmを1時間30分で走りきった事があった。途中の浜名湖でトイレ休憩を入れての時間である。
今回のモノクロ写真はモーターファンの取材で絵画館前において撮影が行われたものである。
その後、これらの車の仲間が集まって「オーバー220kmカークラブ」が発足された。
続く・・・・かな???
こんな事を書いて、このお馬鹿さんに訴えられないかちょっと心配である。(笑)